2026年9月29日

擁壁の近くにある家を解体するときの注意点|壊してよい部分を先に確認

この記事は、解体工事をまったく知らない方でも分かるように、専門用語から順番に説明します。

高低差のある土地では、建物の近くに擁壁や土留めが設置されていることがあります。土地を支える役割があるため、建物と一緒に簡単に撤去できるものとは限りません。

最初に結論

擁壁・土留めは、土地の高低差を支える構造物です。建物の基礎とは役割が違い、撤去すると土砂流出や隣地・道路への影響が出る可能性があります。『古いから一緒に壊す』と単純に決めず、所有・構造・必要性を確認します。

まず、何の話なのかを簡単に理解しましょう

解体工事では、建物を壊す作業だけを見ればよいわけではありません。建物の周囲、地中、道路、近隣、各種手続きなど、現場ごとに確認する項目があります。その中でも「擁壁」は、見積り・工事方法・工期・工事後の手続きへ影響する可能性があるため、初めての方ほど早めに理解しておくと安心です。

擁壁・土留めは、土地の高低差を支える構造物です。建物の基礎とは役割が違い、撤去すると土砂流出や隣地・道路への影響が出る可能性があります。『古いから一緒に壊す』と単純に決めず、所有・構造・必要性を確認します。

擁壁で特に重要な4つのポイント

1. 擁壁が自分の土地だけを支えているのか、隣地や道路にも関係しているのか確認します

擁壁が自分の土地だけを支えているのか、隣地や道路にも関係しているのか確認します。

ここを曖昧にしたまま工事を進めると、見積り時には想定していなかった作業が必要になったり、『残すつもりだったものを撤去してしまった』『費用に含まれていると思っていた』といった認識違いにつながることがあります。現地調査では、実物を見ながら担当者と一つずつ確認してください。

2. 建物解体の見積りに擁壁撤去が含まれているか確認しましょう

建物解体の見積りに擁壁撤去が含まれているか確認しましょう。

ここを曖昧にしたまま工事を進めると、見積り時には想定していなかった作業が必要になったり、『残すつもりだったものを撤去してしまった』『費用に含まれていると思っていた』といった認識違いにつながることがあります。現地調査では、実物を見ながら担当者と一つずつ確認してください。

3. 擁壁近くで基礎を掘削する場合は、周辺地盤への影響にも配慮が必要です

擁壁近くで基礎を掘削する場合は、周辺地盤への影響にも配慮が必要です。

ここを曖昧にしたまま工事を進めると、見積り時には想定していなかった作業が必要になったり、『残すつもりだったものを撤去してしまった』『費用に含まれていると思っていた』といった認識違いにつながることがあります。現地調査では、実物を見ながら担当者と一つずつ確認してください。

4. 建て替え予定がある場合は、建築会社とも擁壁の扱いを相談しておくと安心です

建て替え予定がある場合は、建築会社とも擁壁の扱いを相談しておくと安心です。

ここを曖昧にしたまま工事を進めると、見積り時には想定していなかった作業が必要になったり、『残すつもりだったものを撤去してしまった』『費用に含まれていると思っていた』といった認識違いにつながることがあります。現地調査では、実物を見ながら担当者と一つずつ確認してください。

工事・手続きの流れ

初めての方は、何をどの順番で進めればよいか分からないことが多いと思います。一般的には、次のような順番で確認すると整理しやすくなります。

  1. 擁壁の位置・所有を確認
  2. 高低差と支えている範囲を確認
  3. 建物基礎との接続を確認
  4. 残す・撤去する方針を決定
  5. 必要なら設計・補強計画と連携

実際の順番は現場条件や自治体、契約内容によって変わることがあります。そのため、この流れをそのまま自己判断で進めるのではなく、見積り時に『この現場ではどの順番になりますか?』と確認するのがおすすめです。

見積り金額に影響しやすいポイント

解体工事の金額は、単純に建物の坪数だけでは決まりません。同じ大きさの建物でも、現場条件が違えば必要な人員・重機・車両・処分量が変わるからです。「擁壁」については、特に次の条件を見てもらうと見積りの根拠が分かりやすくなります。

  • 擁壁高さ・延長
  • RC・石積等の構造
  • 撤去後の土留め
  • 隣地・道路への影響

見積書に『一式』としか書かれていない場合は、何が含まれているのかを質問してください。追加になりやすい項目を事前に把握しておくほど、契約後の予算差を小さくしやすくなります。

初めての方が勘違いしやすいこと

解体工事は一生のうちに何度も経験するものではないため、知らなくて当然のことがたくさんあります。次のような思い込みは、契約前に解消しておきましょう。

  • 建物の一部だと思って撤去
  • 境界上の擁壁を勝手に触る
  • 撤去後の土留めを考えない
  • 建て替え設計と連携しない

現地調査で業者に見てもらう場所

  • 建物本体だけでなく、敷地全体
  • 擁壁に関係する設備・構造物・書類
  • 前面道路と車両の進入経路
  • 隣家との距離や境界付近
  • 残す物・撤去する物
  • 解体後に土地をどのように使う予定か

写真や図面がある場合は、現地調査時に見せると説明がしやすくなります。古い図面でも、建物の増築歴や地下・基礎・設備の情報を把握する手掛かりになることがあります。

契約前に必ず聞いておきたい質問

  • この項目は見積金額に含まれていますか?
  • 別途費用になる可能性があるのはどんな場合ですか?
  • 工事前に施主がしておく手続きはありますか?
  • 届出や関係機関との調整は誰が行いますか?
  • 工事中に想定外のものが出た場合、作業前に連絡をもらえますか?
  • 工期へどの程度影響する可能性がありますか?
  • 工事完了後はどの状態まで仕上げてもらえますか?

保存して使える工事前チェックリスト

  • 現地調査を受けた
  • 工事範囲を見積書で確認した
  • 残す物と撤去する物を確認した
  • 追加費用が発生する条件を聞いた
  • 必要な届出・手続きを誰がするか確認した
  • 近隣・道路・重機スペースを確認した
  • 解体後の土地利用を伝えた
  • 支払い条件と工期を確認した
  • 口頭で決めた重要事項を契約書・メール等に残した

よくある質問

Q. 擁壁だけ残せますか?

A. 構造・安全性・新築計画を確認して判断します。

Q. 古い擁壁は解体会社が判断できますか?

A. 撤去施工は可能でも、構造安全性の判断には設計者等の確認が必要な場合があります。

Q. 費用は建物解体に含まれますか?

A. 別項目になることが多いため見積りで確認してください。

分からない場合は何を用意して相談すればいい?

すべてを自分で調べてから相談する必要はありません。分かる範囲で、建物の住所、構造、広さ、築年数、解体したい範囲、解体後の予定を伝えれば、現地調査で確認できることは多くあります。

  • 固定資産税の納税通知書や登記関係書類
  • 建築図面・増築図面・地盤資料など残っている資料
  • 撤去したい場所の写真
  • 残したい外構・設備の写真
  • 建て替え・売却など解体後の予定が分かる資料

資料が何も残っていなくても相談はできます。『何が分からないのか分からない』という状態でも、そのまま伝えて問題ありません。

まとめ

擁壁は、解体工事を初めて依頼する方ほど見落としやすいポイントです。大切なのは、自分だけで正解を判断することではなく、現場を見てもらい、何をするのか・いくらかかるのか・誰が手続きするのかを一つずつ確認することです。

株式会社フクブルでは、専門用語を並べるだけではなく、『なぜ必要なのか』『何が見積りに入っているのか』『追加になる可能性はどこか』をできるだけ分かりやすく説明することを大切にしています。まだ解体するか決めていない段階でも、お気軽にご相談ください。

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参考情報・出典

国土交通省「都市局」
https://www.mlit.go.jp/toshi/